「農業技術への取り組み」L5Gセミナー

日時:2025年10月20日(月) 14:45-17:15
会場:東京都立大学日野キャンパス 1号館会議室2-3 、ハイブリッド配信
  (住所:〒191-0065東京都日野市旭が丘6丁目6)

14:45-15:35
・「データドリブンによるミニトマト栽培への挑戦 <データから見える課題とICT農業の可能性>」L5Gセミナー
 講師: 阿久津 孝則 様 
 所属:シーキューブ株式会社 東日本事業本部

 概要:未経験の領域であるアグリ事業にチャレンジし、ICT企業としてその事業計画を実現するために直面した課題とそれに対する取り組みを紹介いたします。
・通信建設業を営む当社は新たな事業創出のチャレンジとして2018年からミニトマト事業に取り組んでいます。
・他の新規事業と大きく異なる点として、基本的にミニトマトは単年作物であるためトライ&エラーが年に1度しかできないため、課題の洗い出しと対策の策定が非常に重要。
・本プロジェクトはM&Aや共同事業ではなく、全くゼロから自社で事業を立ち上げたため頼りになるのはデータ。
・栽培実績だけでなく、農場運営からも読み解ける課題とそれに対する取り組みを紹介します。
・また、現在進行形で抱えている課題に対して、AI、データサイエンス、ロボットなど新たなテクノロジによって解決が可能か否か皆様のご意見を頂戴したいと考えております。

15:35-16:25
・「農業オートメーション-植物のヘルスケアはどこまで自動化できるか-」L5Gセミナー
 講師: 佐々木 昌 様 
 所属:オムロン株式会社 技術知財本部 アドバンストテクノロジーセンタ 

 概要:農業の大きな課題の一つが高収益化である. 本講演では, 効率化の観点での高収益化を,中国の施設栽培で試行した事例を紹介する.
弊社は工場の自動化や人々のヘルスケアを主業として発展してきたが,そこで獲得した知見をいかして「栽培管理者を支援する製品・サービス」を2018 年から昨年まで提供した.その最上位サービスが「作業リコメンド」機能である.
施設園芸では栽培環境を制御しやすいかわりに, 作業の違いが収量や品質, ひいては収益に大きく影響する.
まさに熟練者の腕の見せどころだが, この一連の過程, すなわち熟練者が作物を観察して,状況を判断して, 作業指示 (内容, 量, タイミング) を出すまでの機能を画像センサやエキスパートシステムで構築した.
どこまで熟練者に迫れたのか, 栽培実験の結果を共有し農業オートメーションについて皆様と考えたい.

16:30-17:15
パネルディスカッション:農業のトポロジカルツイン化
 佐々木 昌 様
 阿久津 孝則 様 
 中嶋 宏 様

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