「迅速簡易診断の開発と未病管理による「早診完治」の実現 ~AI、ロボティクスの実装を目指して~」CcS-L5G-serBOTinQ セミナー

日時: 2023年6月15日(木)10:00-11:00
場所:東京都立大学日野キャンパス2号館305講義室(住所:〒191-0065 東京都日野市旭が丘6-6),ハイブリッド
共催: 東京都立大学 ロボット知能化イノベーションコンソーシアム
   東京都立大学 コミュニティ・セントリック・システム研究センター
   東京都立大学 サービスロボットインキュベーションHub
言語: 日本語
参加費: 無料

講師:芝崎 太 先生
1.東京バイオマーカー・イノベーション技術研究組合・理事
2.東京都健康長寿医療センター・健康長寿イノベーションセンター(HAIC)・顧問
3.一般社団法人 日本医業承継機構・理事長
4.ウェルサイン株式会社・代表取締役  
5.ライフトレック株式会社・代表取締役社長
6.プレザン・リュクス南青山(介護付き有料老人フォーム)・施設医

題目:迅速簡易診断の開発と未病管理による「早診完治」の実現 ~AI、ロボティクスの実装を目指して~

概要:現在、少子高齢化に加え、2025年には65才以上の5人に1人、約700万人かかると予想されている「認知症」、および患者さんへの介護に関する大きな問題が残っています。がんなどの慢性疾患の増加も加わり、医療費の逼迫は社会・経済全体の活力をそぎつつあります。このような現状の中、予防や早期発見と健康寿命の延伸の重要性がますます大きくなってきました。
検査値では軽い異常を示しながら、無症状の「未病」の考え方が古くからあります。私たちは、今後の目標として、「予防」に重点を置きつつ、「未病」をこえることなく健康寿命を延ばす「未病息災(Wellness Life)」の達成、および早く診断し完治させる「早診完治」と合わせたセルフメディケーションを基本にした「未病管理 (Pre-Medical Self Care)」を、薬局や介護施設等に重点を置き、さらには現在注目されているAIやロボット技術を早期に社会実装することで実現させたいと考えています。

プロフィール:
S59年岡山大医卒、国立国際研究所センター研修医・呼吸器科レジデント、チーフレジデント5年間終了後、内科専門医、医学博士(東大)、H1年(財)東京都老人総合研究所研究員、H5年よりハーバード大学医学部細胞生物学部門のポスドク、講師として約4年半在籍。

H9年東京都臨床医学総合研究所、H24年より(公財)東京都医学総合研究所(医学研)・ゲノム医科学研究分野長・分子医療プロジェクトリーダー、H28年知的財産活用センター長。H17年バイオベンチャーであるシンセラテクノロジーズ(株)設立し科学顧問就任、 H23年には、産学医連携組織「東京バイオマーカー・イノベーション技術研究組合(TOBIRA)」を設立し、現在代表理事。

医学研退職後、病院等連携センター客員研究員を続けながら、令和2年4月~3年10月、埼玉セントラル病院内科医師として勤務。一般社団法人医業継承機構・理事長兼任。光産業創成大学院大学 客員教授、韓国延世大学 (Yonsei University) 客員教授。令和3年2月にはウェルサイン株式会社を設立し、代表取締役としてコロナ抗原検査キットの一般検査薬としての販売普及を行っている。また、H311月には未病管理やセルフメディケーション、スマートファーマシーを目指し第二のスタートアップであるライフトレック株式会社を設立、現在代表取締役社長として診断薬の開発、臨床試験に取り組んでいる

H21年東京都ベンチャー技術大賞、H23年文部科学大臣表彰科学技術賞および東京都スピリッツ賞受賞。基礎研究の専門は分子細胞生物学(転写、がん・血管新生、感染症)、創薬&診断薬開発など、H20より、産学連携による東京都特別研究として、基礎から臨床・実用化、特に簡易診断法の開発に携わっている。これまでCell、Nature、Scienceなど論文や総説多数。また、新聞報道も含め、実用化で多くの内容が取り上げられた。

PAGE TOP